
パワーストーンの歴史
過去のパワーストーン
古代エジプト文明の歴史は紀元前3000年頃から約3000年も続いた長い文明として有名です。
「”死”は来世への生まれ変わりの過程に過ぎない」という考え方が根付いていたそうです。
エーベルス・パピルスはご存知でしょうか。
紀元前1550年頃に書かれた世界最古の医学百科なのですが、紀元前3400年頃にすでにあった文章を書き写したものの可能性があるそうです。
魔法や呪文、薬の調合法や治療薬などがたくさん書かれていたそうです。
特徴的なのは、「肉体的な病」と「精神的な病」とが同じように扱われている点です。
現代のパワーストーンに近いですね。
パワーストーンは精神面に強く影響を与えてくれるものですが、”病は気から”というように、精神的な問題の解決が肉体的な病の解決へと繋がることもあるはずです。
もしかすると、「パワーストーンの土台」は古代エジプトが起源といっても間違いではないのかもしれません。
エーベルス・パピルスにはラピスラズリ・ヘマタイト・アズライトといった私たちが知っているパワーストーンたちが数多く登場しているそうです。
薬として紹介されている天然石も多くあるようです。
先にも話しました、メソポタミア文明にも私たちが知っているパワーストーンが数多く登場しますが、古代エジプトの方がより「私たちと同じ扱い方」のような気がします。
そして、あの有名なピラミッドにはラピスラズリ・トパーズ・タイガーアイ・ジェダイドといった天然石の装飾品が数多く埋葬されていたそうです。
これらは実際に発掘されております。
クレオパトラはマラカイトの粉末を油で練ってアイシャドウとして用いていたという話は有名ですね。
ツタンカーメンの黄金のマスクにカーネリアンやラピスラズリ、水晶などで装飾されているのも有名な話です。
ちなみに、銀とラピスラズリは当時のエジプトでは金よりも高価だったそうです。